印鑑素材の品質比較に関する説明【秀碩の工房】

堅牢度

印鑑の円枠の部分が落下・衝突などの衝撃に耐える強さを表します。
の数が多いほど堅い材質なので破損しくく、逆に少ないほど外枠の欠損リスクが高まります。
堅さという点では、象牙・マンモスと牛角類とはほぼ同等です。
柘は木材の中でこそ硬質の素材ですが、象牙や牛角類に素材に比べると、その堅牢度は少なからず劣ります。
それを補う意味でも、特に柘の場合は、衝撃に強い太い円枠を持つ「篆書細字」をお勧めいたします。

防虫度

黒水牛・白牛角の牛角類は内部に微量ながら水分を含んでおり、ごくごくまれに虫に食われることがあります。
特に印面を食われると印影が変形する可能性もゼロではありません。
そのため保管は高温多湿の場所を避け、なおかつ数か月に一度は印鑑ケースを開けて虫干しなさることをお勧めいたします。
一方で象牙・マンモスや柘には虫食いは発生いたしません。

捺印性

印面(彫刻面)の朱油吸着度を表します。 が多いほど朱肉がよく乗り、鮮明な印影が得られます。 象牙・マンモスの朱肉の乗りはたいへん素晴らしく、多少油分が枯渇した(役所や銀行に常備されているような)朱肉でもハッキリ・クッキリ捺印でき、 その結果「印影が不鮮明である」という無用のトラブルを回避できます。
逆に、牛角類は若干ながら朱肉の油分をはじく傾向にあるので、朱肉を丹念につけることが必要です。

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