【秀碩の工房に頂戴したお客様の声・レビュー876】

つい瞳孔が開きかけた

兵庫県小野市 N様(2019年3月ご注文)

お送りいただきました印章につきましては、 先日、無事に届き、さっそく印鑑登録を済ませました。

いままで、若かりし頃に作った印章を実印として30年近く使用してきましたが、 今年に入って、ふと実印を作りなおそうと思い立ち、 いったんは他社に依頼してチタンの実印を作っていただきました。

手書きで印影を書いてくださったようで、 決して悪い印象ではなかったのですが、 私の姓のうちの一文字の印影を見ると、 昔あった「ギャラクシアン」という
テレビゲームの敵キャラを連想してしまい、 そのことだけが、ただ一点頭にこびりついて離れず、 心のモヤモヤが如何ともしがたくて、 再作成に踏み切りました。

そこで、「秀碩の工房」のWebサイトにたどり着き、 実印を注文させていただいた次第です。

注文してから手元に届くまで約1か月。
その間、とても楽しみに待っておりましたが、 昨今の、「今日注文して明日届く」というような
スピードアップした流れに慣れきってしまった身には、 待っている時間を過ごすことがかえって新鮮に感じられました。

さて、印章が届き、 さっそく朱肉をつけて紙に押印したのですが、 印章が紙から離れて、朱色の印影を見た刹那、 つい瞳孔が開きかけました。

前もって印稿を拝見しておりましたが、 自分が思っていた以上にきれいに感じて、 しばらく見入ってしまいました。

姓名とも比較的画数が少なく、 「細い字体では貧相に見えるのではないか」と思い込み、 これまでは太めの字体や印相体で認印等を作ってもらってきましたが、 篆書A細字で彫り込まれた印影はそのような感じを受けることは一切なく、 むしろ自分にはもったいないのではないかとすら思うほどでした。

今回作っていただいた印章、大切にさせていただきたいと思っております。
このたびは、ありがとうございました。

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